保護者の方から特によくいただくお悩みと、その対処法についてわかりやすく解説します。 当院では、小児歯科に30年以上の経験をもつ歯科医師が、お子さま一人ひとりの性格や成長段階に応じた診療を行っています。
[1.小児歯科とは?|子どもの歯を守るために大切なことへ ▶]
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※本ページは、高崎市丸山歯科医院(歯科医師:丸山和弘)が公式に提供しています。
A. 小さなお子さまが歯みがきを嫌がるのはよくあることです。当院では、年齢や性格に応じた対応方法をご提案しています。
最初は仕上げ磨きだけでもOK
歯みがきタイムを「遊びの延長」にする
音楽や動画を活用して楽しく習慣化
無理に押さえつけず、少しずつ慣れるステップが大切
A. 遊んでいる最中に転倒したり、顔を強くぶつけて唇を切ったり、乳歯がグラグラになったりするケースは、小児歯科でもよく見られます。歯が揺れて痛がっていても、数日経つと痛みが引いて落ち着くことも少なくありません。ただし、歯が完全に抜けてしまった場合は注意が必要です。
まず確認していただきたいのが「お子さまの年齢」です。
6歳前後(乳歯が永久歯に生え変わる時期)
この年齢では乳歯の根が自然に短くなっているため、衝撃で抜けても大きな問題はないケースが多く、やがて永久歯が正しく萌出してきます。
2〜5歳(乳歯の歯根がまだしっかりしている時期)
この時期に歯根ごと乳歯が抜けた場合、再植(元に戻す)できる可能性があるため、以下のような対処をおすすめします:
1. 抜けた歯の歯根に触れないよう注意しながら、軽く水で汚れを流す
2. 牛乳に浸して保存(当日中は深夜なら冷蔵庫保管で翌日程度まで)
3. できるだけ早く、当日中に歯科医院へ持参する
6歳〜(永久歯の歯が抜けてしまったら)
もし学校で抜けてしまったときは、保健室にすぐに行ってください。場所によっては、牛乳ではなく歯の保存専用液を準備してある学校もあります。すぐに保存してかかりつけの歯科医院に向かうようにしましょう。
このような外傷による歯の脱落は、早めの対応が歯の保存率に大きく影響します。不安なときは、すぐに当院へご連絡ください。
A. 乳歯の前歯が黒ずんできた…というご相談は、保護者の方から特に多く寄せられるお悩みです。
これは、幼稚園や保育園などでの遊び中に前歯をぶつけてしまったことが原因で起こるケースがほとんどです。
ケガの直後には「歯がグラグラした」「少し出血した」などの症状があり、その後しばらくしてから歯の色がグレー~黒っぽく変色してくることがあります。これは、衝撃により歯の内部の神経が壊死(えし)してしまい、血流が途絶えることで起こる変化です。
多くの場合、この変色は細菌感染を伴っておらず、痛みもないまま経過します。そのため、無理に治療を行わなくても問題ないケースがほとんどです。
また、神経が壊死した乳歯でも、その下から生えてくる永久歯には基本的に影響しません。
予定通り生え変われば、永久歯は健康な状態で生えてきますので、安心してください。
A. 生え変わりの時期に「永久歯が斜めに生えてきた」「乳歯がまだ抜けずに残っている」といったご相談をよくいただきます。
特に前歯の永久歯が斜めに生えてきたケースでは、心配される親御さんも多いのですが、多くの場合は直近の問題ありません。他の永久歯が生えてくることで自然と位置が整い、真っ直ぐになることもあります。
一方で注意が必要なのは、乳歯が抜けずに残っていることで、永久歯が別の位置から生えてきてしまうケースです。このような場合、乳歯が自然に抜けないまま残ってしまうことがあるため、「乳歯の抜歯」が必要になることもあります。
永久歯の生え方や乳歯の残存に不安がある場合は、定期的な診察・経過観察をおすすめします。適切なタイミングで対応すれば、歯並びへの影響も最小限に抑えられます。
A. 「子どもにフッ素を使っても大丈夫?」というご質問もよくいただきます。
適切な濃度・頻度であればフッ素は安全かつ効果的
むし歯予防の基本的な対策として世界中で使用されています
当院ではお子さまの年齢に応じた濃度で塗布を行っています
また、フッ素配合の歯みがき粉の使用についてもご相談いただけます。
👉 フッ素についてさらに詳しい情報をまとめました:[4.1小児歯科におけるフッ素の安全性と使い方](内部リンク)
👉続きはこちら→:5.小児歯科の定期検診と継続的なケア|成長に合わせたむし歯予防と歯並び管理へ ▶:次のページ(内部リンク)
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