🛡️ 医療情報監修・執筆者:院長 丸山和弘 2007年よりAll About「歯の健康ガイド」として、歯の健康に関する情報記事を500本以上執筆・監修しています。当院の治療情報は、厚生労働省の医療広告ガイドラインおよび、確かな医療実績に基づいて発信しています。
高崎市で年齢に合わせた子どもの歯の予防や定期検診をご希望の方へ。丸山歯科医院では、最初の乳歯が生える赤ちゃんから、永久歯列が完成する中学生まで、各成長段階で絶対に外せない予防の急所と、臨床でよく見られる「乳歯の萌出遅延・積極的抜歯の判断基準」について解説しています。
・生後6ヶ月〜1歳前後(乳切歯の萌出):下の前歯が生え始めたら小児歯科のスタートラインです。この時期は治療ではなく、お口周りを触られることに慣れさせる「脱感作」を行い、親御さんにガーゼ拭きのコツを伝授します。
・1歳半〜3歳(乳歯列の完成期):奥歯(乳臼歯)が生え揃い、上下20本の乳歯列が完成します。この時期は「感染の窓(生後19ヶ月〜31ヶ月)」と呼ばれ、周囲の大人の唾液を介してミュータンス菌(むし歯菌)がお子さまの口腔内に定着しやすい非常にリスクの高い時期です。スプーンや箸の共有を避けるといった家族全体のプラークコントロールと、だらだらとジュースを飲む習慣(イオン飲料によるランパントう蝕)を断つ食事指導を行います。
この時期は、乳歯と永久歯が複雑入り交じる「混合歯列期」であり、最もむし歯リスクが跳ね上がる危険なフェーズです。 特に重要なのが「6歳臼歯(第一大臼歯)」の防衛です。乳歯のさらに奥から、生涯の噛み合わせの軸となる最も大きな永久歯が生えてきます。
しかし、生えかけの時期は手前の乳歯より背が低いためハブラシの毛先が完全に届かず、さらに完全に生え切るまでの約1年間は歯の表面のエナメル質が非常に柔らかいため、一瞬で重度なむし歯になりやすい性質を持っています。当院では、この6歳臼歯を見逃さず、徹底的なクリーニングと、溝を樹脂で埋めるシーラント処置、高濃度フッ素塗布で物理的に防衛します。
通常、永久歯が下から成長してくると、乳歯の根(歯根)が破骨細胞によって溶かされ、自然にポロリと抜けます。しかし、現代のお子さまは顎の骨の発育不足などが原因で、乳歯の根が溶けきらず、頑固に残ってしまうケースが増えています(乳歯の晩期残存)。
乳歯が残ったまま後ろや横から永久歯が生えてきてしまうと(いわゆる2重歯列)、永久歯の位置が異常な場所に固定されてしまい、深刻な不正咬合や歯並びの乱れを引き起こします。
当院では、パノラマレントゲン写真で永久歯の位置と乳歯の根の残存状態を精密に確認し、適切なタイミングで、表面麻酔と局所麻酔を用いた「痛みに最大限配慮した安全な抜歯処置」を行い、永久歯の正しい萌出を誘導します。
すべての歯が永久歯に置き換わる時期です。
中学生になると、部活動や塾、間食の増加など生活環境が激変する一方で、親御さんの仕上げ磨きから完全に卒業するため、一気に「隠れむし歯(歯と歯の間のむし歯)」や、歯ぐきが真っ赤に腫れ上がる「若年性歯肉炎」が多発します。
当院では、本人の自覚を促すため、染め出し液を用いたブラッシングの弱点指導(視覚的フィードバック)を実施。成人になっても困らないデンタルフロスや歯間ブラシの正しい使用法を直接指導し、一生モノのセルフケア能力をお子さま自身に確立させます。
小児歯科の予防ケアは、一度歯科医院で処置して終わりではありません。むし歯や歯肉炎を永久に予防するためには、親御さんによる毎日の丁寧な仕上げ磨き(フロスの併用)といったセルフケアと、歯科医院での定期的なプロフェッショナルケアの両輪を続けることが大切です。
お子さまの歯の黒ずみ、仕上げ磨きの悩み、生え変わりの不安、または歯ぐきの腫れが気になる方は、手遅れになる前にいつでもご相談ください。子どもの歯は、乳歯の生え始めから永久歯への生え変わりまで、短い期間で大きく変化します。年齢に合ったケアを行うことで、むし歯の予防、歯みがき習慣の定着、歯並び・かみ合わせの早期確認につながります。
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